
「損失額は2450万円、反面教師として拡散お願いします」
この投資家がツイッターで投稿すると、すぐに1000人近くが共有した。
日経新聞の記事から。
2019年1月3日の外国為替相場の円高について書かれた記事です。
画面ではよく見えませんが、大きなヒゲになっています。
なんと
1分間で4円も円高になりました。
基軸通貨でも大きく動き、一般投資家に多大な損害を与えました。
24万円の損失ではありません。
2450万円の損失です。
中古のマンションが買える金額です。
トレンドに合わせ「売りポジション」を持っていれば、
被害はなかったかもしれませんが、
円安に振られた可能性もあり、FXは安全ではないことがわかります。
日経新聞によると
2019年1月3日の異常な円高で、個人のロスカットが前日の約10倍に膨れあがり、中銀の為替介入中止でスイスフランが暴騰した2015年の33億円に迫る可能性があるそうです。
日本企業や金融機関が休みの商いが薄い中での急激な円高。
マネーパートナーズの武市氏は「海外投資家の仕掛け的な円買いが入った」と推測。
最近、投資家が狙っているのが「金利収入」
円で高金利の外貨を買って持ち続ければ、高い金利収入を得られる理由から。
為替の動きで儲ける人は、日々売買するが
金利狙いの人は、外貨を長く持ち続ける。
(よって、損切りの発想がなく、今回のように大きな損額を受けやすい。【カッコ内はプー犬の解釈】)
みずほ銀行の田中誠一氏は「金利目当ての持ち高を狙われた可能性がある」
チャートを見ても、えげつない感じがします。
初心者に馴染みの薄い「スイスフラン」や「トルコリラ」とは違い米ドル/円での
円高への急騰(チャートでは急落)
何でもありの「投資の世界」を見せつけられました。
儲けるためには、弱い者から金を巻き上げる。
今回の円の急騰で退場された人が多く出たと思います。
しかし、このような危険を知らない初心者がまたFXの世界に入ってきます。
FXの世界に入ってきた初心者の人たちに
損害金額を開示して危険を教えてくれた投資家たちの事を伝えていくことも、生き残っている人たちの役目かもしれません。
- 4円ポジションと逆に動いても、退場しないロットで取引する
- 金利狙いのリスクを知る
- 損切りできないなら他の投資を考える
次回は5月の連休が危険とのこと。