「定年後、退職金の一部で株式投資を始めてみようかな」
このように考える方は、結構な割合でいると思います。
日本の株が下げトレンドになった場面で
株式デビュー又は再デビューしても
儲からない。
と思います。
上はFXのチャートですが、
この下げトレンドで、買える場所は、A、B,C、Dです。
買いで儲ける場所があるとも言えますが
売りで入る方が儲けやすいことがわかると思います。
定年になってから株式投資を始める人(再デビューの人)は
信用取引を行なってはダメです。
よって「売ること」ができません。
投資レベルが低いのに、難しい場所でしか株式投資に参加できません。
ナンピンもダメです。
株式投資
なぜか投資したい(好きな)会社ができます。
将来性があり株価もあがると思える会社。
自分だけのお気に入りです。
お気に入りの美女(会社)
株価を見ていると、下がってきています。
「これは買い時だ」
ほしい洋服ならセールで安くなった時が「買い」でしょう。
その感覚で株式投資やFXを行う。
惚れ込んだ美女(会社)
もみ合い時の株価をず~と見ていたら下がってきました。
①あたりで買わなくては買い場を失いそう。
①で購入する。
また下がった。
将来上がる株だから②でも購入。
これにより購入価格(購入単価)も下がり、儲けやすくなりました。
もっと下がった③でも購入。
安い価格で買って、高くなったら売る。
これ
株式投資の儲け方です。
「ナンピン」はこの方法に沿った「すばらしいやり方」です。
理屈では・・・
実戦では
「ナンピン、ナンピン、スカンピン」
前の価格より安くなったので買う。
この感覚から卒業できないと株式デビューすべきではない。
定年後の株式投資デビューは、
短期スパンは無理なので、長期スパンで儲かる方法を考える。
FXもダメです。(50歳代以上のデビューは、やらない方がいいです)
FXは短期決戦なので、損切り100%前提になります。
下のチャートのUからP。
UからPで買うなら誰でも儲けられそうです。
ちなみに、Pで買ったらダメですよ。
UからPで売るとしたら、どこで売りますか?
ま~ Pなんだけど、Pで売れませんよね。
よって「売り」から入れません。
上げトレンドなら、買いから入るべきだし
下げトレンドなら、売りから入るべき。
単純な法則です。
スケートのように難易度が高いところでエントリーして、儲けても、価値があるとは思いません。
難易度の低いところでエントリーできる人間の方が、投資レベルが高いはずです。
トレンドを見つけて入るべき。
でも
レンジからトレンドになる場所の確認が難しいので、みんな苦労しているわけです。
IQの高い人に
「なぜ、ナンピンをしてはダメなのか、レポートに書きなさい」
という問題を出しても
たぶん書けないと思います。
ナンピンで損をした経験がないと書けないところが、
「投資は普通の感覚では儲からない」
ところなんだと思います。
数百億円の資産家なら、ナンピンもOKでしょうけど。